音楽教室開業の手順


私が音楽教室を開業するにあたり、必要となった手続きや物品を紹介します。
これから音楽教室を開きたい、個人事業を始めたい、という人の参考になれば幸いです。

開業に際し導入したもの

⑴事業用Googleアカウントの開設
⑵事業用銀行口座の契約
⑶事業用スマートフォンの購入
⑷教室ホームページの作成
⑸ホームページ用レンタルサーバーの準備
⑹ホームページ用ドメインの契約
⑺Instagramビジネスアカウントの開設
⑻Facebookビジネスアカウントの開設
⑼予約受付フォームの導入
⑽オンライン決済システムの導入
(11)Pay Pay for Businessの導入
(12)開業届の提出(これを書いてる際は未提出)
(13)青色申告承認申請書(これを書いてる時点で未提出)

今後導入予定のもの

⑴会計ソフト

各項目の説明

⑴Googleアカウント

・とりあえず最初に、Googleアカウントを開設。
ビジネス用でのスマホの購入、ビジネス用インスタ・Facebookの開設からホームページ用のドメイン契約、事業の窓口として。

・プライベートのGoogleアカウントでも出来ないことはないが、管理のしやすさを考えると絶対に事業用でのアカウント開設がいいと思う。

⑵事業用銀行口座

・こちらも事業用の資金管理を一まとめにするために、新たに開設。
三井住友銀行のOliveで開設。

・Oliveであれば、銀行口座・クレジット・デビッドを1つのアプリで管理できる。WEB通帳もアプリで見られるのでとても便利。しかもWEB通帳はメモ機能もあるので、支払い詳細などを好きに書き込める。

・三井住友銀行を選んだのは、屋号付きの口座の開設の敷居が低いとの事で決定。
 ただ、Oliveは個人名義のみのサービスだったので屋号付き口座にする場合は改めて法人口座を開が必要。

・現状は屋号付き口座が必要でもないので、Oliveのままで行こうと思う。

⑶スマートフォンの購入

・仕事関係の連絡を完全にプライベートと分けたかったので、新たにスマホを購入。PC、プライベートのスマホ共にMac製の為iPHONE SE3を購入。

・個人の小規模な音楽教室でも、レッスンの申込み連絡のみならず利用しているサービス(Pay Pay、オンライン決済システム、Google)からメールが届くので、これは分けて正解だったと思う。

・仕事がらみの連絡が来るスマホを分けたので、連絡の見落としがかなり少なくなる。

⑷ホームページの制作

・今現在、事業を行うにあたっての必需品。
 SNSも影響力を持っているが、最終的にホームページにたどり着くor誘導することが多いので、集客方法・ビジネス形式を問わずホームページの作成は必要と思う。

・私の場合、自分でホームページを作れるので自作。仕事としての経験はないが、知り合いの教室のホームページを作成して狙った検索ワードで好順位を取れていたので自信はあった。

・ところがいざアップロードしてみたら、狙った検索順位で50位代・・・。
しかもその後60位代まで落ちた・・・。
だいぶ落ち込んだ・・・。
 その後大急ぎでサイトを作り直し中。今後も順位を見ながら更新していくつもり。

・ということで検索順位の上位を狙うなら、余程SEOやホームページ制作などに詳しくない限りプロへの発注が無難。

⑸レンタルサーバーの準備

・作成したホームページを設置するサーバーを準備。
簡単に説明すると、
①ホームページは広告看板。
②レンタルサーバーは広告看板を設置する土地。
みんながホームページをネットで見れる様に、サーバーにホームページを設置する必要がある。

・個人でのサーバー設営は素人には難しいので、レンタルサーバーというシステムを契約。
 教室のホームページ作成以前からConoHa WINGのレンタルサーバーを契約していたのでそのまま利用。
大体どの会社のレンタルサーバーも年間契約で月々料金1,000円前後。

⑹ホームページ用ドメイン契約

・ドメイン=ホームページのネット上の住所。
このホームページだとhttps://www.niita.site/がurlで、niita.siteの部分がドメイン。

・検索するときに、urlもドメインも直接入力することはほとんど無いが、できれば会社名やホームページ名に関連づけたいと思い今回は新規に契約。

・ドメインの契約はレンタルサーバー上から可能。
好きな文字の組み合わせが空いていれば、年間契約で使用できる。
 使用できるドメインの種類は、.com、 .site、 .co.jp、など数多くある。種類により料金が変わる。
その為たとえば、xyz.comがすでに使われていても、xyz.siteが空いていれば使える。

・自分が使いたいドメインが空いてるかは、「ドメイン 検索」で調べると空き状態、値段が調べられる。

⑺Instagramビジネスアカウント

・ホームページと同じく事業の宣伝をしていく為の必需ツール。SNSとホームページの連携でより効果的なマーケティングが可能になる。

・ビジネスアカウントにすることで、
①投稿が届いた数
②表示された数
③投稿に対しての反応を得られた数
などを把握することができます。

何よりInstagram上で広告を出せるようになります。

また、Facebookと連携して投稿や広告を一括管理できる、Meta Business Suiteを利用できます。

⑻Facebookビジネスアカウント

・⑺のInstagramと同じ理由で導入。

⑼予約受付フォーム

・生徒様からのレッスン予約を受け付けるためのシステムを導入。

・無料であればGoogleフォームでも十分なものを作れるが、今回はformrunという会社の無料サービスを利用。
 制限された機能であれば、無料で使用できる。無料でもデザイン、機能共に十分。

・ホームページへの埋め込みやリンクの貼り付けができる。
お客様からの申込みを受け付けるなら必要なシステム。

⑽オンライン決済システムの導入

・レッスン料の徴収用のシステムを導入。クレジット・デビッド払いを使用できるので、前払いでの料金の受け取りが可能。

・また請求フォームをメールやSMSで送信できるので使い勝手いい。

(11)Pay Pay for Businessの導入

・対面決済用として導入。通常のPay Payでも送金機能でオンライン上での料金のやり取りは可能。ただし、Pay Payの規定で仕事に関わる送金はNGなので使えず。

と、いうことでPay Pay for Businessを導入。ただし、Pay Pay for Businessだとオンライン決済機能は無いため、こちらは対面決済専用として導入。

(12)開業届

・これを記述している時点では未提出。

・開業日から1ヶ月以内に提出。
自分の場合、1月下旬には実質的には開業状態だったが2月の誕生日を開業日にしたかったためそれまで提出しなかった。
 自分の場合は開業日前でお客様が来なかったので収入はなかったが、開業届前に収入があっても事業収入として処理できるらしいので多少の前後は問題ないらしい。

・提出方法は、
①税務署に直接行って作成
②届出をダウンロード・印刷して郵送で提出
③e-Taxでオンラインで提出

(13)青色申告承認申請書

※これを記述している時点では未提出。

・確定申告を青色でしたい場合に提出。
 青色確定申告をすることで、所得から65万円を差し引いた金額で税金が計算される。要は税金が少しお得になる。
 その分帳簿の管理を詳細に行わなければならない。

・開業の場合は、開業から2ヶ月以内に提出。
・提出方法は、開業届と一緒。

今後導入予定のもの

⑴会計ソフト

・弥生株式会社の青色申告ソフトを契約予定。ソフトの買い切りタイプではなく、年払いでのクラウドタイプ。さらにお試し期間で1年間無料で使える。

・契約を伸ばしている理由は、青色申告の時期(2月16日〜3月15日)の前に無料期間が切れると万が一他のソフトを使用したいと思っても有料期間に入ってしまうため。
 なので、青色申告提出期間を過ぎたら契約予定。

まとめ(2024/2/13 現在)

 音楽教室を開校する2年くらい前から個人事業の始め方についての本を読んだりしていた。
 20年間サラリーマンとして働いたけど会社勤めが向いてない気がしており、いつか個人事業をするしかないのかなと感じていた。
 その基礎知識があったため、いざ開業すると決まったときも比較的楽だった。

 ただ1個1個を掘り下げて調べると意外と分からないことが出てきた。

特に考えたのは、ホームページの予約フォームとレッスン代の請求方法。
 自分の望むフォームに近いものを探すのが大変でありつつも、機能が制限されていれば無料で使用できたりもするので数ある選択肢から絞り込むのも大変だった。

 ただ思うのは、事前準備も重要だけどやると決めたら突き進んで必死に調べたりしながらやるしかないなと感じた。どうせ分からないことは出てくるので。

 そして今は副業も認められている会社が増えているので、主業を持ちながら開業して事業が軌道に乗り始めたら副業をメインにするのが精神的にもいいのではないかと思う。

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